都道府県がん登録室に関する情報　【和歌山県】

登録室紹介（Introduction of Registry）：

和歌山県は、人口約99万人の県で、30市町村、7つの2次医療圏で構成しており、毎年約3,000人以上の県民ががんで亡くなっています。今後、がんの罹患率や生存率等を分析し、和歌山県のがん対策推進の基礎資料とするために、2011年より和歌山県が実施主体となり地域がん登録事業を開始しました。地域がん登録事業については、和歌山県立医科大学附属病院が受託し、同病院の腫瘍センターにがん登録室を設置し、県内各医療機関からの届出受付、登録業務を行っているところです。

登録室の人員体制は、室長1名、登録実務責任者1名（診療情報管理士）、登録実務者5名（診療情報管理士3名、臨時職員2名）です。

地域がん登録事業開始前から県内医療機関への院内がん登録推進を和歌山県と和歌山県立医科大学附属病院が連携をしながら行ってきたことで、事業開始がスムーズに実施できたと考えています。今後もより一層の発展を遂げながら和歌山県のがん対策の一助となるよう邁進していきたいと思います。