都道府県がん登録室に関する情報　【大阪府】

登録室紹介（Introduction of Registry）：

人口886万人（平成22年国勢調査）の大阪府全域をカバーする大阪府がん登録は、世界的にも10指に入る大規模登録室です。大阪市と堺市の2政令市、豊中市・高槻市・東大阪市の3中核市を含む43市町村からなり、11医療圏に区分されています。

大阪府におけるがん対策の推進に資するとともに、医療水準の向上を図ることを目的として、1962年12月に大阪府がん登録事業が始まりました。「五大陸のがん（Web版）」には第2巻から第9巻まで掲載されている歴史の長い地域がん登録室です。

大阪府がん登録事業は、府健康医療部、府医師会、府立成人病センターがん予防情報センターの密接な連携のもと行われています。中央登録室は府立成人病センターがん予防情報センター（センター長：津熊秀明）に設置され、約12名が登録業務に従事しています。年間約75,000件の届出票、約27,000件のがん死亡票、約47,000件の非がん死亡票の処理を行っており、生存確認調査は診断から4年後、5年後、10年後の患者約50,000件に対する住基ネット／住民票照会の実施により、生死不明割合1〜2％と高い精度を維持しています。登録資料の研究利用は年間約20件あり、国内外で年間約20本の研究成果の発表があります。また、大阪府におけるがん対策へのがん登録資料の活用に力を入れています（詳細は下記Webにて）。

大阪府がん登録：
http://www.mc.pref.osaka.jp/ocr/registration/registration1.html

統計でみる大阪府のがん＜web集計＞（大阪府のがんの現状を図やグラフを用いてわかりやすく提供）：
http://www.ccstat.jp/osaka/index.html

統計でみる大阪府のがん（がん統計に基づいたがん対策の企画と評価、提言）：
http://www.mc.pref.osaka.jp/ocr/data/data1.html

大阪府がん拠点病院の診療実績の公表：
http://www.mc.pref.osaka.jp/ocr/treatment/treatment2.html