全国のがん登録室情報

2012年7月現在

新潟県立がんセンター新潟病院都道府県がん登録室に関する情報 【新潟県】

登録開始年:1991年
Year Registry Started: 1991

中央登録室の所在:
県立がんセンター新潟病院 がん予防総合センター

Localization of Registry:
Niigata cancer center hospital

登録室紹介(Introduction of Registry):

新潟県は日本海に面した面積は約1万ku、人口は約240万人の県で本州日本海側に唯一の政令都市である新潟市を有する。新潟平野や信濃川、阿賀野川と農業・水産資源に恵まれており、国際空港、国際港があり環日本海の国際都市として整備されている。

現在、都道府県がん診療連携拠点病院の県立がんセンター新潟病院をはじめ、他に8病院が地域がん診療連携拠点病院として認定を受けている。7つの医療圏と拠点病院の数とはほぼ対応しているが、医療圏ごとの人口はばらつきが大きく、中心都市に集中する拠点病院が、複数の医療圏をカバーしている状況である。

新潟県がん登録事業は、現在の福祉保健部が主体となり開始し、県医師会の協力のもと、新潟県健康づくり財団がとりまとめた届出票について新潟県がん登録室が登録を行っている。新潟県診療録管理懇話会の協力も大きい。

平成20年診断の新潟県がん登録のDCOの割合は5.3%と届出率はかなり良い状況である。一方で、医師不足が顕著なためにがん登録の体制づくりもままならないといわれた地区の病院からの届出や、医療機関以外で死亡された治療のなかったがん患者の届出、そして外来治療の届出などが今後の課題となっている。

今年は標準DBSにしてから初めての標準集計が公表される予定である。登録事務にたずさわる人員2人の体制で省エネ型の登録を行ってきた新潟県がん登録室にとって作業量が多すぎる感もあり、院内がん登録の利用方法、死亡小票の作業方法など改善していきたい。

 
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