全国のがん登録室情報

2017年4月現在

宮城県対がん協会都道府県がん登録室に関する情報 【宮城県】

登録開始年:1959年
Year Registry Started: 1959

中央登録室の所在:(公財)宮城県対がん協会
Localization of Registry: Miyagi cancer society

登録室紹介(Introduction of Registry):

宮城県の地域がん登録は、東北大学の瀬木三雄教授により実施されたわが国最初の地域におけるがん罹患率調査である昭和26-28年宮城県悪性新生物罹患調査を源流とします。その後、罹患集計は昭和34年に宮城新生物レジストリーによる地域がん登録事業として再開され以後継続的に登録が実施されています。現在は公益財団法人宮城県対がん協会が宮城県より委託を受けてがん登録室内で業務が行われています。

スタッフは非常勤1名(室長)、常勤7名の計8名です。特徴として医療機関からの自主的な届出に加え、登録室スタッフが各医療機関に出張し診療情報を閲覧の上必要な情報を調査票に転記する出張採録を積極的に実施しています。年間2万件を超える収集件数のうち約3割が出張採録により得られたものです。

がん登録の資料は、運営機関である宮城県新生物レジストリー委員会の審査、承認を得た後にがん検診の精度や有効性評価、コホート研究によるライフスタイルとがん罹患リスクとの関連の検討などのさまざまな疫学研究に利用され、がん研究、がん対策の推進に役立てられています。

 
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