都道府県がん登録室に関する情報　【高知県】

登録室紹介（Introduction of Registry）：

１．歴史
高知県地域がん登録は、1973年に、高知県医師会により、大阪府立成人病センター調査部の技術支援を受けながら開始されました。2006年度から高知県が実施主体になり、2008年度までは高知県医師会を、2009年度以後は都道府県がん診療連携拠点病院である高知大学医学部附属病院を委託先として事業を運営しています。2010年度に地域がん登録標準データベースを導入しました。

２．組織
高知大学医学部附属病院診療情報管理室で、複数の診療情報管理士が、登録から報告までの業務を担当しています。高知大学医学部の医師が指導医を務めています。2006年末までの罹患例の登録には高知県医師会が受託していた当時に開発された独自のデータベースを、2007年以後の罹患例の登録には地域がん登録標準データベースを用いています。年に1回、県から、全死亡票の提供を受け、登録漏れ患者の把握と登録患者の予後調査を行っています。

３．集計と報告
標準データベースで登録情報を管理している2007年罹患例から、年1回、全部位と部位別の罹患と死亡の状況を計測した結果を報告書にまとめ、ホームページで公表しています。

連絡先
高知大学医学部附属病院　診療情報管理室内　高知県がん登録事務局
〒783-8505　南国市岡豊町小蓮
TEL：088-880-2571　FAX：088-880-2653