全国のがん登録室情報

2012年7月現在

広島県の地域がん登録都道府県がん登録室に関する情報 【広島県】

登録開始年:1973年
Year Registry Started: 1973

中央登録室の所在:
放射線影響研究所 広島県医師会

Localization of Registry: Radiation Effects Research FoundationHiroshima Prefectural
Medical Association

登録室紹介(Introduction of Registry):

広島県医師会では、1973年に広島県医師会腫瘍登録室を設置し、病理診断報告書(写)と、腫瘍を代表する組織標本(現在は悪性のみ)を収集・登録する広島県腫瘍登録事業を開始しました。2002年には届出による広島県地域がん登録が開始され、広島県腫瘍登録の情報は、2005年に広島県地域がん登録のデータと統合補完されました。

地域がん登録の業務は、広島県が広島県医師会と放射線影響研究所に委託し、医師会地域がん登録室では届出票の受付などを行い、放影研疫学部腫瘍組織登録室では登録作業を行っています。このため、両者の間で定期的に連絡会を開催して、実務を円滑に進めるよう努力しています。

登録精度向上のために、定期的に県内の複数の会場で、届出票や遡り調査票の書き方説明会を開催しています。地域がん登録全般に関する問い合わせ専用メーリングリストを開設し、質問に回答するシステムを構築しています。また、希望する医療機関へ、書き方の指導員を派遣する業務を整備しています。

医療機関のご協力のおかげで、2008年診断はDCNが9.9%、DCOが5.2%となり、高い登録精度を達成しています。2011年度から開始した住基ネットを活用した生存確認調査により、生存率データも更なる精度向上を目指します。

 
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