都道府県がん登録室に関する情報　【群馬県】

登録室紹介（Introduction of Registry）：

群馬県は人口約200万人、日本の中央に位置し東京からほぼ150�q圏にあります。

群馬県がん登録室は県からの委託を受けて群馬県健康づくり財団に設置され、茂木室長、松永室員、河内室員、後閑室員、田中室員の5名で実務を担当しています。

近年、県、がん診療連携拠点病院、医師・歯科医師会、がん患者団体から構成される「群馬県がん対策推進協議会」による指導と、厚生労働省「第3次対がん10か年総合戦略」の研究班やがん医療均てん化政策よる追い風を受け、届出数が大幅に増加しました（平成20年:7,738枚、平成24年:18,340枚）。

平成20年8月には、群馬県独自のがん登録システムから、研究班が推進する全国共通の手順による標準がん登録システムに移行し精度向上に備えました。

さらに、「群馬県がん対策推進条例」が平成22年12月に制定され、その第11条では、地域がん登録の精度向上のために、県は地域がん登録の予後調査を実施し、その情報を届出医療機関に還元することが明記されました。また、地域がん登録から得られた知見を公表する方針も記されています。

今後は、がん登録の精度向上に加えて、がん登録情報の有効利用を考えたいと思います。